機能改善への取り組み

機能訓練

常勤の機能訓練指導員1名と非常勤の理学療法士1名で機能訓練を実施しております。
協力病院である川南病院のリハビリスタッフと連携し、情報交換を行うと共に、勉強会や外部研修に参加する等、技術向上に努めています。

個別機能訓練

  • 個別機能訓練が必要と思われる方や希望される方に実施しております。
  • 歩行が可能な方は平行棒を用いて立ち上がりの練習や歩行訓練を行います。また、歩行困難な方は居室のベッド上で全身を動かす関節運動やベッド上に座って、外の景色を眺めながら話したり、ご本人の力を活かして車椅子への乗り移りの練習をした後、施設周囲を散歩する等、ご本人やご家族の希望及び身体能力に合わせた内容で実施しております。
  • 個別機能訓練対象者は3か月に1回評価を行い、他職種と共に計画の見直しを行います。計画の変更があった方はご家族にも説明し、同意を得ております。

平行棒での訓練の様子

集団レクリエーション(10名前後)

  • 平日の朝は、車椅子の方でもできる体操を演歌に合わせて行っております。歌が好きな方や歌が上手な方は体操ではなく、歌うことに集中していらっしゃることが多いです。
  • 他にも、巨大風船を使った風船遊び、季節行事に合わせた飾り作り、活花、折り紙や塗り絵、カレンダー作成、簡単なおやつ作り、編み物等、様々なバリエーションで実施しております。参加される入居者様は笑顔で、とても楽しそうに過ごされる方が多いです。

巨大風船を使ったリハビリ

チョコレートフォンデュ

食事に関しての取り組み

  • 全入居者様を対象に、飲み込みが悪くなってきた方や食事摂取量が低くなってきた方に対し、現在の食形態や介助方法で適しているか食事評価を行っております。
  • 他職種と連携し、現在の食事状況や食事内容を踏まえ、必要に応じて食形態や食事内容及び介助方法を変更し、職員間で統一した介助を行います。
  • 施設の中でも特別養護老人ホームでは珍しい【言語聴覚士(ST)】という、言葉や耳の聞こえ、飲み込みを専門とする有資格者が常勤で勤めている為、食事評価には特に力を入れております。

O様の食事評価時の写真